こんにちは!

いつもビュティーラボをご覧いただき、

ありがとうございます。

今回、「ビュティーラボ」では、

【 5月病】っていったい何なの?

ということを書いていこうと思います。

ゴールデンウィーク(GW)に入りましたが、

まだまだコロナ終息の気配はありませんね・・。

しかしそのGWのある5月には【 5月病】

というものが潜んでいるので、注意が必要です。

では、その【 5月病】っていったい何なのでしょう?

GWには、旅行や趣味を楽しんだり、のんびり自宅で過ごす方など

様々だと思います。休み中に十分に体も心も休めて、

気持ちを新たに頑張ろうと張り切っている方も多いと思います。

 

しかし、しっかりGWに休んだはずなのに、なんだか体が重い

気分が憂鬱、食欲がない、眠れなくなる、前向きな気持ちに

なれず学校や仕事になんとなく行きたくない、という方はいませんか?

 

4月に新生活を迎えた方が五月ごろ特にきっかけもなく

心身の不調をきたすことを一般に五月病と呼んでいます。

ただしこれは正式病名ではありません

医学的には、新しい環境の変化についていけないことで起こる

精神疾患の「気分障害」(うつ病など)、あるいは「不安障害」(適応障害など)、

パーソナリティー障害、発達障害、パニック障害、不眠症などと診断されます。

 


「五月病」という言葉が出現したのは1960年代後半
です。

 

高度成長期に、受験戦争が過熱するなか、厳しい受験を勝ち抜き

 

超難関大学に入学した学生の一部が、5月にだんだん無気力となり

 

学校に来なくなってしまうという現象から名付いたそうです。

受験での燃え尽き症候群(バーンアウト)、新しい環境への失望が加わり、

それがストレスとなって、前述した、体が重い、気分が憂鬱、

食欲がない、眠れなくなる、前向きな気持ちになれないなどが

出現したのではないでしょうか。

 

近年では、五月病は学生だけではなく、
新社会人でも見られるといわれています。

 

むしろ社会人の方が近年では多いのではないのでしょうか?

 

新社会人は燃えつきというよりはむしろ、のんびりした学生生活から

 

厳しい社会生活へ入り込み、その変化にうまく適応できない場合や

 

学生の受験と同じで、就活で勝ち取った会社に入社し、その後直面する理想と

 

現実のギャップに打ちのめされることなどが関連していると思われます。
また、五月病の原因とされる適応障害やうつ病といった病気に
 
なりやすいタイプの人もいます。このような人は、性格的に几帳面でまじめ

責任感があるといった特徴があり、一人で抱え込んで

すべてをきちんとしようとします。

気負いすぎずに、周りの人に頼っていいんです。


【五月病を予防するポイント】

・睡眠習慣を見直し

睡眠不足は体の不調や注意力・集中力の低下、気分の落ち込みや苛立ち、
高ぶりといった様々な心身の異常を生じます。
また、太陽のリズムに逆らって昼夜逆転の生活をすることにより
自律神経の不調をきたすこともあります。
健康のためには、 朝型の生活にして、約7時間の睡眠をとることを心掛けましょう。
朝、起きづらい、日中極端に眠くなる、休みの日に普段より長時間眠るという方は
睡眠不足の可能性があります。
また、疲労や飲酒でうっかり明かりをつけたままソファで眠ってしまう、
なんてこともないように気を付けましょう。

・食生活の改善

暴飲暴食を繰り返したり、ファストフードや冷凍食品メインの

食生活にはなっていませんか。

胃腸の調子が悪くなり、体調が悪くなれば、気分も前向きになれません。
バランスのとれた適量の食事を心がけましょう。

また炭水化物(糖質)の取りすぎは、気分の落ち込みや集中力低下を

きたす可能性があります。特に午後の眠気だるさ対策としては、

昼食の糖質を控えてみてはいかがでしょうか。

・アルコールの飲み過ぎに注意

4月や5月は歓送迎会などの飲み会も増えますよね。
お酒を飲むと一時的な高揚感が味わえますが、深酒をした翌朝はきまって
憂鬱な気分になるということはありませんか。

過度なアルコールの常用はうつ病やアルコール依存症、

認知症の原因となることが知られています。

お酒の飲み過ぎにはくれぐれも気をつけましょう。

・適度なストレス発散

新しい環境で体験するストレスは、新入生や新入社員が成長するために

必要な「肥料」のようなものです。しかし、過度な肥料を与えすぎると

植物が枯れてしまうように、ストレスをためすぎると、

心身の不調をきたしてしまいます。

その溜まったストレス発散のために、趣味に打ち込んでみたり

好きな物を食べたり友人と過ごす時間を楽しんでみたり

スポーツで汗を流す、カラオケなどで大きな声を

出して歌うことも効果的です。
また、 ストレスが溜まりにくい考え方を身に着けてみてはどうでしょうか?

前述したように、性格的に几帳面でまじめ、責任感があり、

何でも一人で抱え込んで解決しようとする考え、気持ちを

少し変えてみようと思うだけでも違います。

たとえば 「~すべき」とか「~でなければならない」などと思わず、

「どうにかなるでしょ」「なんとかなるでしょ」

「これ出来ないからって死ぬわけじゃないし」

など、気負いすぎない考えをもってみたら、心が軽くなるかもしれません。

・自分を褒める

「自己肯定感」、「自己重要感」という言葉が近年注目されてきています。
新しい環境では、何かとうまくいかないことが多かったり、叱られることが
多くなったりして自信を失いがちです。

また、それまで自信をもって行えていたことも、新しい環境では

やり方の変更を要求されるなどして、それまでに築いてきたもの総てを

覆されてしまうような気持ちになるかもしれません。

しかし、だからと言って、自信を失う必要はないのです。
初めてのことは出来なくて当たり前なのです。
赤ちゃんでいきなり歩ける子はいますか?
何かにつかまってやっと立ち上がるけど、歩けずに倒れて泣く。
でも、またチャレンジして、段々歩くコツをつかみ、いつしか

歩けるようになっている。

全ての人はこの過程を経て、今の自分があるのです。

だから1回目から上手くしようとむしろ思わず、

1回目出来なかったのは何でかな?

じゃあ2回目はこうしてみよう、3回目はこうしてみようと工夫しながら

回数を重ねるうちに段々と出来るようになってくるはずです。
先輩と同じように出来ないと焦るより、その先輩も最初は出来なかっただろうと思い、
自分も経験を重ねれば出来るようになると、ある意味開き直り、

むしろ出来るように努力して頑張っている自分をほめてあげましょう。

どうですか?これらを意識しながら日々の生活を続けていれば、
多くの人はしばらくすれば新しい環境になれ、
五月病なんて忘れてしまうでしょう。

しかし、ますます元気がなくなっていく、

という場合は心療内科を思い切って受診してみてもよいと思います。

また、マッサージを受けたり、温泉につかったり

気持ち良いと思うことをしてみても効果があると思います。