こんにちは!
いつもビュティーラボをご覧いただき、
ありがとうございます。
今回、「ビュティーラボ」では、
運動する時にマスクをしている姿を見ますが、
これってものすごい危険なのでは?!
ということをご紹介したいと思います。
新型コロナの自粛解除に伴い、ようやくいろいろなことが
動き出してきた感がありますが、その中で、
運動不足だった人達が、スポーツジムで、ヨガ教室で、
町中でのジョギング、自宅などで運動している中で、
感染を恐れてマスクをしながら運動している光景を
見かけますが、マスクをしながら運動する事の
リスクをご紹介したいと思います。
日本臨床スポーツ医学会と日本臨床運動療法学会は
「屋外運動時のマスクや口鼻を覆うものの着用は、
基本的には推奨いたしません」との共同声明を発表しました。
マスクをしない前提としては、可能な限り少人数かつ、
また2メートル以上のソーシャルディスタンスを保つことが
重要としています。
ただ、これは新型コロナ感染リスクを第一に考えた
発表であり、そもそも、運動時にマスク着用していると
どんな危険が潜んでいるのか、考えていきたいと思います。
★☆運動時にマスクをするとどんなリスクがあるの?☆★
リスクその1:熱中症
これから夏場にむかっていく中で一番こわいのは、
この熱中症だと思います。
運動をしていなくてもマスク着用により、
心拍数や呼吸数、血中二酸化炭素濃度、
体感温度が上昇するなど、身体に負担が
かかることがあります。
そのため、マスク着用しながら運動することにより、
さらに脱水による体温上昇や、その体温上昇に伴う
臓器への血流低下で、めまい、失神、頭痛、吐き気、
強い眠気、気分が悪くなる、異常な発汗や逆に汗が全く
出なくなるなどの症状が起こりやすくなり、これらの
症状こそが、まさに熱中症の症状であり、熱中症に
なりやすくなるということです。
厚生労働省でも、新型コロナウイルス感染予防を前提とした
「新しい生活様式」における熱中症予防として、
【マスク着用時には強い負荷のかかる運動を避けて
こまめに水分を補給すること】
としています。
リスクその2:呼吸不全、高山病、酸欠
中国では、新型コロナウイルス感染症の予防で
マスクを着けて体育に参加した中学生が突然死する
事故が相次いだようです。
マスクは感染予防のため当然通気を妨げますよね。
ある程度激しい運動をすると、筋肉で乳酸というものが作られ、
それが二酸化炭素に分解されて呼吸によって排出されますが、
この本来排出するはずの二酸化炭素が排出されずに、
マスクの内側に溜まると、再びこれを吸い込んでしまい、
通常酸素を取り込もうとする呼吸で二酸化炭素を
取り込むことにより、脳の酸欠状態から認知機能の低下や
酸素が足りない息苦しさから、呼吸の回数を多くして
呼吸速度の上昇を招くおそれがあります。
マスクの内側では酸素量が減少してある意味、
アスリートがあえて不荷をかけるために行う
高地トレーニングに似た低酸素環境になり、
それが身体により負荷をかけてしまう結果、
高山病※に近い症状が出ることも珍しくありません。
※高山病とは:高所では、気圧が下がるため空気が薄くなり、
酸素の量も減るので、体がその酸素量減少に順応できずに
・頭痛
・食欲低下、吐き気・嘔吐など
・全身倦怠感や脱力感
・立ちくらみやめまい
・眠れない、息苦しい、何度も目が覚めるなどの睡眠障害
・呼吸困難
・せき
・歩行困難
・胸部圧迫感(胸を締めつけられるような感じ)
・頻脈(脈が速い)
・運動失調(まっすぐ歩けない)
・見当識障害(日時や場所がわからなくなる)
などの症状がみられ、それを放置した場合、
昏睡からやがて死ぬこともあります。
ここで、ちょっと血液の話しを簡単にしたいと思います。
血液というものは、血球と血漿(けっしょう)というものに
分かれますが、その血球をさらに大きく分けると、
1:白血球:コロナウィルスなどと戦う。免疫力・抵抗力に関与
2:赤血球:血液の中で酸素を全身に運ぶ(二酸化炭素も運ぶ)
3:血小板:血を止める作用がある
という3つに分けられます。
そもそもこれら3つはもとは同じ造血幹細胞という
ものから分かれて、必要に応じて白血球、赤血球、
血小板に振り分けられます。
そこで、もしマスクをしながら運動をしていることで
血液の中の酸素が足りないと身体が判断したら、
もっと全身に酸素をいっぱい送ろうと
造血幹細胞は赤血球をたくさん作り、
白血球や血小板は今は少なくて良いと
身体が判断したらどうなりますか?
新型コロナウィルスと戦うはずの白血球が
減らされるんですよ。
結果健康によかれと思ってマスクをしながら
運動することで、コロナ撃退の白血球が減り、
体内に侵入してきたコロナウィルスを
やっつける白血球が少ない・・。
なんてことも極端な話し、考えられるのでは?!
と思ってしまします。もっとも、お医者様から
言わせると、そんな極端に白血球が減ることなんて
ないと言われると思いますが・・。
でも、実際マスクをしながら運動をしていて、
死亡するケースがあるということは、
ウソでも無く、本当の話しです。
健康によかれと思う運動が、かえって
不健康、最悪死に至ることもあるんです・・
ということは知っていてもらいたいと思います。