こんにちは!
いつもビュティーラボをご覧いただき、
ありがとうございます。
今回、「ビューティーラボ」では、
男性の方は気になると思います、
薄毛、男性型脱毛AGAについて
ご紹介したいと思います。
皆さんは今まで常識だと思っていた薄毛の概念や
対策をどれくらい信じていますか?
以下のことはどうでしょう?
・海藻を食べると良い。
・頭皮が硬かったり、薄いとハゲるので、頭皮マッサージが良い。
・炭酸で頭を洗うと良い。
・頭が蒸れるとハゲる。
・白髪の人はハゲない。
・体毛が薄い人はハゲない。
毛髪研究の第一人者と言われている医師が抜け毛や育毛について
解説したものですが、実はこれらは全てデマかせだと言うのです‥。
しかし男性型脱毛症のメカニズムは、今では9割方、
明らかになっているそうです。
毛髪が完全になくならないのは、髪には寿命があり、
古くなった毛は抜け落ちますが、やがて新しい毛が
生えてくる“サイクル”があるためです。
これをヘアサイクルといいます。
ヘアサイクルには「成長期」、「退行期」、「休止期」の
3つのステージに分かれています。
①成長期
まさに髪が成長する段階です。髪の毛の元である
毛母細胞の細胞分裂が活発に行われ、毛球部で作られた毛は、
その後、上部へと押し上げられます。
人間の髪の毛は、約10万本あると言われています。
その約85%が成長期の段階にあり、一般的には2〜6年で
次のステージへと移行します。
②退行期
休止期に移行する過程の時期です。
毛母細胞の細胞分裂が衰え、毛球が退縮し、完全に退化します。
この期間はおおよそ、1〜2週間程度と言われます。
③休止期
ヘアサイクルの最終段階である休止期では、髪の毛の製造がストップし、
古くなった髪の毛が抜け落ちます。
このステージは、約3〜4カ月かけて終了します。
男女や個人で差がありますが、平均的に4〜6年で
ヘアサイクルが一周し、一生で15〜30回ほどの
ヘアサイクルを繰り返すといわれています。
男性型脱毛(AGA)
男性型脱毛(AGA)は、遺伝に起因する男性ホルモンの影響で、
この髪の成長サイクルの短縮化が起こるということが知られています。
まず遺伝が影響し、それに基づいて男性ホルモンが
毛乳頭細胞という所に働くと、そこから毛髪を作る細胞の分裂を
止める分子が出てくるのだそうです。
結果、毛髪は薄くなり、だんだんハゲていくという恐ろしい事態に・・・。
しかし遺伝は変えられませんが、治療は可能です!
治療にはふたつの選択があって、
ひとつは毛乳頭細胞が成長するものをたくさん出す方法。
この治療に使用されるのが、リアップなど一度は名前を聞いたことが
あると思いますが、それらに配合されている
『ミノキシジル』という成分。
今から約30年前に米国で育毛剤として有効性が確認されました。
国内では20年ほど前から発売されています。
もうひとつは男性ホルモンが強力に働くための酵素を止める方法。
そうすれば弱い男性ホルモンしかないので、
そんなに進行しないのではないかということで、
その酵素を抑制する成分『フィナステリド』の有効性が
米国で確認されたのが20年前。
国内では15年前から商品名はプロペシア錠などで発売され、
こちらは医療機関で処方箋をもらって購入する飲み薬です。
このふたつの治療効果を上回るものは、世の中にはまだないそうです。
ミノキシジルとフィナステリドは、日本皮膚科学会のガイドラインでも
推奨度はAで、ともに90%の人に現状維持効果があるというデータが出ています。
その中で明らかに良くなる人は、3〜4割。
爆発的に増える人も15%くらい。
その後承認されたデュタステリドも推奨度はAで、
フィナステリドより効果が出るのが早いと言われています。
推奨度にはAからDまであって、効果が全くないというのはDです。
日本皮膚科学会のガイドラインというのは一般の人でも見ることはできますから、
一度ご覧になってみてください。